コーネルロースクール LL.M. のお話

コーネルロースクールに通うことになる人たちにとって参考になればいいなと思っています。

コーネルロースクール LL.M. のお話

予防接種

前回の続きです。

あれは6月30日でした。なんとなく、コーネル生用のメールをチェックしていると…"Gannett Health Services"というところからメッセージが来ているという通知25日に届いており、とりあえずリンクを開いてみました。

すると…「予防接種と健康診断の手続を終わらせてください。終わらせないと科目登録できません。大体全ての手続を終えるのに1週間から2週間ぐらいかかりますのでご注意ください。」…ん?…あ!!

実は予防接種と健康診断を忘れていたのです。3か月以上アメリカに滞在する人は予防接種が必要とされている…みたいな説明がどこかにあったような…

これは学校によるらしいのですが、ニューヨークにある大学は比較的手続き面で厳しいらしく、コーネル以外にも事前に予防接種や健康診断をしておかなければ手続きが進まないところがあるとかないとか(話によると、ペンシルベニア大学は学校の方でしてもらえるらしいので、必ずしも事前にやっておく必要はないらしいんですけどね)。

僕の前に交換留学生として派遣されていた方から事前に色々と聞いていた話の中に「予防接種を早めにやっておいてね」という話があったのですが、完璧に忘れてました(-_-;)

一次の科目登録期間は7月17日まで…

待て待てまだ3週間ある。僕は大学時代アフリカにボランティアに行っているから黄熱病、破傷風、狂犬病(現地で犬に引っかかれたので、帰ってから打ちました)、など、主要なワクチンは打ってる。加えて小さいころのワクチンもあるから、せいぜい1個か二個ぐらいしか打たなくてもいいだろう…

とりあえず実家の親に連絡して、保健所で予防接種の証明書を発行して送付してもらうようお願いしました。

3日後証明書が届き、確認したのですが、よく分からん…

とりあえず大学の保健センターのようなところに行って、何が足りないか聞くことにしました。

すると…「あ~このブースターっていうのは、日本では打ってないから別に打たないといけないのよ。あと、他にももう一回打たなければならないものが二つぐらいあるね~。それとツベルクリンテストだけど、これ日本でやってる陰性陽性の判断をするテストと違うのよ。だからこれも受ける必要があるね。ちなみにこの検査は2日間かかるから。健康診断についてだけど、君は学校でやってる健康診断に参加してるからこっちの方は証明書を発行できるよ。」と言われました。

ふむ…じゃあ大体2~3日間ぐらいあれば予防接種は済んで証明書も発行してもらえるんだな。じゃあとりあえず病院に電話をして予約をしよう。

電話をしてみると…「7月9日まで予約でいっぱいです」

そりゃそうですよね。同じように海外に留学する人もいるんだから予約で一杯に…ってヤバくね!?

予防接種と健康診断の手続はこういうものでした。

①まず最初にコーネルのウェブサイト(To do list)の予防接種の項目に予防接種のデータを打ち込む。すると、入力内容を反映させたPDFファイルが出てくるので、それを印刷して、健康診断の内容を書き込み、健康診断を行った機関と、予防接種を行った機関の署名をもらう。

②その書類に加え、健康診断の証明書と予防接種の証明書を発行してもらい、それを指定されたアメリカの住所に送る。

9日にワクチン接種とツベルクリンの検査を行い、10日に結果を聞いて、土日は休みなので、月曜日(13日)に証明書と一緒に署名されたPDFファイルを受け取る。そして学校に行って、健康診断証明書を発行してもらう時にPDFにサインをしてもらい、その日の午後には出す。ギリギリの予定です。

しかし、その旨を病院に伝えると、「一応証明書の発行に1週間を要するので、そこは病院に来られた際に先生に聞いてみてください。」と言われました。ヤバい…。

加えて、僕はその時風邪をひいており、下手をすればワクチン接種が危うい状態でした。非常にヤバい…。

最終的にはなんとかなったのですが、病院で先生に頼み込んで迷惑をかけました。その上、その時熱は高くなかったためワクチン接種は可能であったものの咳は止まらない状態なのに、署名をもらったりするために走り回ってたので…もうボロボロ。

それでも何とか、期限の17日までに書類を指定の住所に届ける事が出来ました。

本当に馬鹿ですね…もっと早い時期からやっておくべきでした。

 

ちなみに、こっちに着いてから分かったのですが、別に打っていかなくてもコーネルの方で打ってくれるらしいです。

一体あの走り回ったあれはなんだったのやら…(-_-;)