コーネルロースクール LL.M. のお話

コーネルロースクールに通うことになる人たちにとって参考になればいいなと思っています。

コーネルロースクール LL.M. のお話

英語の力について

結構前なんですが、現在ペンシルベニア大学のロースクールに通っている友人(ぺんぎん野郎)が、このような投稿をしていました。

pennguin.hateblo.jp

pennguin.hateblo.jp

TOEFLの勉強法ですね。

彼は約4か月で、TOEFLの点数を80点から103点まで上げました。

彼の勉強法は、参考になると思います。

 

ところで、彼の記事を読んでいて一つ気になったことがありました。

勉強法は分かったけど、そもそもその土台となる英語力をどうやって作ればいいか?については書かれていない。

そこの部分の力の付け方って大事って思わないぺんぎんさん?

 

 

コーネルに来ている人はほぼ全員TOEFLで100点以上をたたき出しています。

僕も100点を取って、ここに来たわけなんですが…

取った後で感じたことなのですが、正直なところ100点を取った時の英語の力と、80点を取った時の英語の力にそれほどの違いがあるとは思えないのです。

個人差はあるのでしょうが、80点を取った時点で、100点を取ることのできるだけの土台は既に出来上がってるのではないでしょうか?

 

僕は大学4年生の後期に、法科大学院の合格が決まった後に、すぐに英語の勉強に移行して、予備校に通い始めました。

実は、僕は大学2年生の時に、交換留学に行きたくて、TOEFLを受けたことがありました。留学の基準が79点以上で、当時僕は82点を出したので、申し込んだのですが、選考で落とされ、留学をあきらめるしかありませんでした。

確かその時にTOEICの試験も受けており、確か750点ぐらいしかなかった記憶があります。

その後、色々海外をフラフラし出して、大学4年生の前期の時点でTOEFLが87点、TOEICが825点ぐらいだった気がします。

法科大学院の合格をもらった時に、どうにかしてでも入学までの半年で100点に届かなければと思ってはいたのですが、法科大学院の合格発表直後に受けた試験で83点に点が落ちてしまい、その後81点まで点が下がってしまいました。

独学ではどうすることもできず、このままではまずいと気付き、予備校に通い出し、何とか春休みが終わる直前の3月24日の試験で、100点を取りました。

多分大学時代に受けている分も含めると、15回ぐらいは受けてるんじゃないでしょうか?

 

しかし、予備校に行って約半年で20点ほど点を上げたのですが、正直な話、僕は予備校で英語の能力の底上げをしてもらったわけではなく、点を取るテクニックを学んだだけな気がします。

多分テクニックだけで20点近くは上がるんですよね。

法律の答案でも、まず答案のフォーマットを学んで、採点者に読ませる答案を書けるようになって、初めて法律論云々の話になる、と誰かが言っていた気がします。

まぁTOEFLの試験は司法試験とは別の試験なので、法律の答案と同じように考えるのは違うのかもしれませんが、形式的なものにも点が振られるようになっており、それを意識するだけで点が上がるような気がします。

 

話が逸れました。

土台となる英語力ですが、僕は中高時代、英語の成績は下から数えた方が早いレベルで、単語テストの追試には良く引っかかっていました。

そのせいで部活の練習にも参加できず、泣く泣く帰ったこともありました。

当時、英語の先生の事は嫌いでしたし(出国前に話して、コーネルに行くことになったことをほめてもらえました(笑))、もしかすると英語は一番嫌いな科目だったかもしれません。

 

そんな感じで真面目に勉強してこなかったため、大学に入ってから英語の力を上げるために苦労した気がします。

特に、英会話の力を上げる方法がさっぱりわからず、良く悩んでいました。

 

ハーフや帰国子女の中にはペラペラと喋る奴がいるのですが、彼らに「なんで英語がペラペラなの?」と聞いても、「ん~なんとなくできるようになっていた」みたいな返事が返ってくるだけで、何も得られませんでした。

 

なんでそういった奴らはなんでそんなにペラペラしゃべることができるのか?

なんで留学に1年行ったぐらいでは彼らに追いつくことができない人がいるのか?

彼らの頭の中はどうなっているのか?

 

言語と言う点では英語も日本語基本的な点は同じはずなんです。

それなら、海外に出ずに日本で育った人間でも同じレベルまで(抽象的ですが)到達することが可能なはずなんです。

そうやって色々と悩んでいるうちに、根拠はないのですが、自分なりに一つの結論に至りました。

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(ここから先は根拠のない仮説です)

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まず、僕たちは日本語で会話をしている時に、日本語の文章を全部聞いているわけではないのです。あくまでも、その文章の一部、重要なキーワード的な部分しか聞いていない、というか、頭に入れていないのです。

それでなんで会話が成り立つのか?ってなると、それはそれらの単語から次に相手から発せられる言葉が何かを反射的に脳が予測しているということではないでしょうか?

だからこそ、ネイティブ同士の会話は早いし、会話の流れに反するような言葉を発するとその人は空気が読めないという扱いをされることになる場合があると…

 

もしこの前提が正しければ、英語力を底上げする方法は、「ある英単語があったとして、その英単語からどのような英単語を連想することが可能か?」というコネクションを作り上げていく作業になるのかもしれません。

簡単に言えばブレーンストーミング、連想ゲーム的なもの。

言語の予測の射程的な?なんか判例の射程みたいな感じで、違う気がしますね…

 

とりあえず、脳の中でシナプスがつながるような作業をひたすら行っていけば、日本語と同じような回路が頭の中に似たような出来上がるということになるのではないかと言うのが、僕の個人的な考えです。

ていうか、多分赤ちゃんが言語を学ぶのと同じことをやるってこと言ってるだけなんでしょうけどね。

 

この理屈から行くと…英会話能力は、

①英語の文章から重要な単語(名詞や動詞)を聞き出す

②文章全体を聞き取れるようになる(過去形や現在進行形など、若干詳細な情報を聞き取れるようになる)

③カタコトになってもいいから、単語を羅列する感じで自分の言いたいことを喋る

④接続詞などを加えることで、文章全体を整えて表現できるようになる

の、4段階の過程で上達していくのではないでしょうか?

このプロセスをブッ飛ばして無茶すると、伸びるものも伸びないみたいな…

 

これを行えば、いつかは英語で考える回路も出来上がって、日本語で思考するプロセスを入れなくても、英語で話せるようになる気がするんですよね。

あくまでもスピーキングとリスニングに重きを置いた考え方ですが、これはリーディングとライティングでも同じはずです。

 

問題は、これを行うにはそれ相応の時間がかかるってことです。

反復しないといけないので、当然っちゃ当然ですが(笑)

参考になるかどうか分かりませんが、僕は30分×75話ぐらいのアメリカのホームドラマを(日本語、日本語字幕、英語(日本語字幕なし)で)3周した結果、何となくですが、何かをつかみかけた記憶があります。

 

模倣と反復・・・このプロセスは法律の勉強と似てるんですよね。

以前、友人が「法律も言語と同じなんだから、それだけプロセスを理解していたら、法律もできるようになるはずなんだが」と言っていましたが・・・

 

できるようにならんなぁ(-_-;) ←努力が足りないだけ

 

 

僕が上に書いたことって、本に書いてあったりするような内容なんですかね?

そういう本があるなら、日本に帰った時にでも読んでみたいですね。

 

まぁ、偉そうに書いてみましたが、TOEFLで100点取ったからって、ネイティブや帰国子女に近づけるだけで、同じになれるわけではないですし、今現在授業について行けなくて苦労しているわけですし(笑)

結局、ちょっと英語ができるから調子に乗って偉そうに自慢話をしているみたいなものなんですよね(笑)

 

てへぺろりんぬ☆

 

あーやべ…読み直してみたけど日本語変だわ。

これ絶対後で指導入るパターンだわ。