友人との再会
”19:00、タイムズスクエアにある、Ton's DiNapoli ”
僕は、待ち合わせの約3分前に店の前に到着した。
もうすでに来ているかと思い、一度店の中に入って予約を確認したところ、予約の人数が揃わないと席に案内しないと言われた。
店の入り口付近で待っている人たちを見回してみたが、特にそこにいる感じでもなかった。
「とりあえず、外で待つか・・・」
僕は、外に出て、店の前で待っていた。すると、3分ぐらいだっただろうか?
「久しぶり!!もしかして結構待った?」 7番通りの方から女性の声が聞こえた。
「いや。今さっき来たところだよ…お久しぶりです」
彼女と話をするのは、5年ぶりだろうか?
僕は、ある女性と再会した・・・
彼女と出会ったのは、僕が大学2年生の時に、サンフランシスコでインターンをしていた時のことだった。
僕はその時、アメリカでインターンができるというプログラムに参加しており、他のプログラム参加者と一緒に、ある宿に泊まっていた。
彼女は当時、サンフランシスコの語学学校に通っており、その宿を利用していた。
彼女は、僕を含めた他のプログラム参加者と仲良くなり、一度みんなでヨセミテ国立公園に行ったりもした。
しかし、日本に戻った後、僕はそのプログラム参加者とあんまり連絡を取らず、クリスマス会等があったらしいが、あまり積極的に参加をしなかった。
そのころの僕は、とても幼く、「偶々こんなプログラムで知り合った人たちは、いろんな学校から来ている。同じ学校ならともかく、他の学校の人とはいずれ関係が軽薄になる。仲良くしても後に生きない」っと、今になって思うととても哀れになるぐらいに、ワガママに、そして孤独に生きようとしていた。
・・・・・・
僕「Aさんは何をやっているの?フェイスブックをチェックしたところ、今は日本企業のアメリカ支社で働いているみたいだけども?」
フェイスブック上では繋がっていたが、僕は特に彼女と連絡をとる用事が無かったため、サンフランシスコで会って以来、彼女の事については何にも知らなかった。
僕が彼女とNYCでご飯を食べることになったのも、彼女が僕がコーネルに関するフェイスブックの投稿に「いいね!」を押してくれたため、「そういえば、1年前ぐらいにNYCで働くとか投稿していたっけ?」っと、僕が思いだし、おもむろに「飯でも」と連絡を取ったのがきっかけであった。
彼女が僕の事を覚えてくれて、快くOKしてくれただけでも、非常に嬉しい話であった。
A「私は、NYC現地の支社に直接就職したの。だから、日本の企業から派遣されているわけじゃないの。」
僕「え!?じゃあ日本から派遣されている人たちに比べれば給料が少ないんじゃないの?ここでやってくのは大変じゃない???」
A「まぁ・・・派遣の人に比べたら給料は少ないよね・・・」
彼女は、最初に就職した会社で働いていた時に、「NYCで働きたい」と思ったらしく、会社を辞めて、今の会社に就職したそうだ。
・・・僕の予想の斜め上であった。てっきり日本の企業に就職し直して、こっちに派遣されていると思っていた。
女性単身でNYCに飛び込んで、一人暮らしを始めて、仕事をするというのは・・・決して簡単なことではない。
少なくとも、僕が彼女と同じ立場だったら、それなりの覚悟がなければ、その決断をすることはできない。
僕は、日本にいた時に、ウーマン・オン・ザ・プラネットという、女性が一人で海外で新しい生活を始めるのを追っかける番組を見ていたが、そこに出てくる女性は、みんな苦労していた気がする。
今でこそ飄々としゃべってはいるが、最初の頃の彼女の生活は決して楽なものではなかったのではないだろうか?
A「ところで、君は何をやっていたの?なんでここにいるの?」
僕「まぁ・・・少し長い話なんだけども・・・」
僕はサンフランシスコでインターンをした後、少し悩んでいた。このままでいいのか?
僕はインターン先で使い物にならなかった。英語面でも。経験面でも。知識面でも。
その半年後、僕はモザンビークで、スラムの子供に勉強を教えるボランティアをしていた。
理由はいくつかあった。
①日本人がいないところで、日本人が何かを含めて、自分と向き合いたかった。
②日本人がはたしてアフリカで生きていけるか、自身の身を持って、確かめてみたかった。
③まだ、自分の中で英語が納得いく形まで作り上げられていなかった。
・・・ここら辺が、大きな理由として挙がるところである。
モザンビークでの1ヶ月半は地獄で、ポルトガル語が喋れないから一人で食べ物も注文できず、ドイツ人について回る日々であった。
屈辱的であった。その上、少し孤独にも感じた。
浜辺で、いかに自分がちっぽけな、力のない存在かと、悩んだ時もあった。
モザンビークから帰ってきて数か月後、偶然知り合った弁護士の先生に「シンガポールの事務所でインターンやってみない?」と誘われ、誘いに乗っかってインターンをしてみた結果、絶望的なレベルで、自分が法律、英語の面で通用しないことを知った。
そして、東南アジア、特にミャンマーに進出する日本企業相手に、弁護士が足りていいないことを知り、いつからか、そういった仕事をしている弁護士の先生に、自分の将来像を重ねるようになった。
大学を卒業し、日本のロースクールに入り、自分の知識不足を知り、周りとの差に愕然とし、なんでもっと大学時代に法律と真面目に向き合わなかったんだろうと、後悔をした。
そんなこんなで、周りに迷惑をかけて、何とか交換留学生として派遣してもらえる程度の成績を取って、やっとコーネルまで来た。
ここまで来るのに、色んな人から、色んなことを言われた。
「お前アメリカの資格取って、なにがしたいの?」
「お前、まだLLMをあきらめてなかったの?」
「自分の限界っていつ決めるの?年齢?自分が限界だって認めた時?」
「あんたが弁護士になっても、誰もあんたに仕事なんて頼まないよ」
「お前が遊んだり、法律以外の事をしている時に、俺は法律の勉強をひたすらしてきた。だから、俺は今いい成績を取って、こうやっていられる」
「英語が出来なくても、法律が出来なければ、弁護士にはなれないから」
「志が高いなら、それ相応の力を手に入れなければね」
嫉妬心から来る一言、純粋な激励、はなから理解する気のない人間からの一言。
友人だけではなく、親戚や、兄弟からも、厳しい言葉が飛んできた。
最終的に、僕の中にある何かを理解してくれたかどうかは分からない。
それでも、ほとんどの人たちが出国前には激励の言葉をかけて、送り出してくれた。
かつて、厳しい言葉をかけてきた彼らを見返すためにも、送り出してくれた友人の期待を裏切らないためにも、僕はこっちで、ちゃんと結果を残さなければならない。
その覚悟でこっちに来た。
しかし、今度はここで勉強について行けず、落ちこぼれそうになっている・・・
「人生は、壁の連続である。乗り越えて行かなければ先に進むことはできない」
出国前に、母親に言われた。
社会人の人たちに比べれば大した壁ではないのかもしれないが、大学四年間でも、それを理解できる程度には、壁にぶつかったつもりだった。
覚悟はしていた。
「お前はどういうわけか、避けられる困難も避けずに、真正面からぶつかっていく。心配だ」
僕は人一倍不器用だ。上手くトラブルを回避できるよう器用さはない。真正面からぶつかって、乗り越えていくしかない。
それくらいの事は自覚していたし、当分はそのスタイルを貫く覚悟はあった。
しかし、今回の壁は、とても高く、乗り越えるために試行錯誤を繰り返してはいるが、未だに方向性が見えてこない。
実際、少し沈んでいた。
・・・・・
いつの間にか、僕は、彼女に自分の現状の悩みを打ち明けていた。
見苦しいだろう。5年ぶりに会って、弱音である。
気付けば、ワインボトルが1本空いていた。
「でも、自分で選んで、掴み取った道でしょ?」彼女は言った。
酔いが回りだしていたのだが、その言葉を聞いた時に、一瞬酔いがさめた。
「君は、自分のワガママで、今の道を選んだんでしょ?苦労したのかもしれないけど、結果としてここまで来ている。それなのに、君は弱音を吐くの?」
「つらい時だってあるから、弱音を吐くことはあってもいい。でも、弱音を吐く相手は、日本にいる人たちに対してではないよ。それは日本で送り出してくれた人たちに失礼。吐いていい相手がいるとすれば、それは私たちのように、こっちにいる人だけだよ」
・・・敵わんな。
5年と言う時間は、人を変えるのには十分な時間なのだろう。
彼女は社会人5年目。様々な経験をしたのかもしれない。
僕は未だ学生。経験と言えば、せいぜいインターンで先生に任された仕事を見てもらったら、出来が悪くて、真っ赤になって返ってきたぐらいの経験だろうか?
僕は一浪して大学に入ったので、彼女とは1歳しか違わない(彼女の方が1歳年上)
しかし、彼女と僕の間には、簡単には埋めることのできない人間的な差がある気がした。
彼女は、きっと僕以上に苦労し、悩んできたが、唇をかみしめ、乗り越えてきたのだろう。結局最後まで、彼女がどんなつらい経験をしたかを聞き出すことはできなかったが。
僕は友人に恵まれているのだろう。
25歳にもなって、こうやって叱ってくれる友人がいることに、僕は感謝しなければならないはずだ。
しかし、一方でそれは僕の弱さなのかもしれない。きっと僕は友達に甘えているのだろう。
どこかで、彼女の持つ、強さを身に着けなければならないと思った。
歯を食いしばり、踏ん張る強さ。僕に必要なのは、そんな強さだろうか?
僕の中の何かに、灯がともった気がする。
彼女と別れた後に思った。
またどこかで、ひょんなことから会うのかもしれない。それもまた5年後ぐらいに。
僕はその時には、今に比べれば少しは成長しているだろうか・・・
そんなことを思いながら、僕はホテルへの帰路を急いだ。
長い間更新してませんでした。
それと、少し文体を変えてみました。いかがでしょうか?
不定期ですが、また更新していきたいと思います。
※読んだ友達に格好つけてる感じと言われ、恥ずかしくなったので、やっぱり辞めます(笑)
質問タイム
「読んでも読んでも、本に何が書いてあるか分からない。」
日本の法科大学院に入学してから1年半、法律の基本書を読んでいて、僕はずっとこのような感覚を覚えていました。
加えて、読んで分かったとしても、すぐに忘れてしまう。
結局ちゃんと自分の言葉で理解できていなかったんですよね。
そのせいで、復習ゼミの時に友達に「だから!!ここがこうで!!こうだから!!こうなんだよ!!」みたいなことを、毎週毎週言われていました。
彼の助けが無ければ、成績が足りず、コーネルロースクールに交換留学生として来ることができなかった気がします。
彼以外にも色んな人に支えてもらったので、沢山感謝しないといけないんですが、彼は法科大学院の友人の中で勉強面では一番お世話になりました。
彼の「結果出して帰って来いよ~」は、僕にとってとても重い言葉です。
お土産は何がいいかなぁ…
僕が日本の法科大学院でどのような感じだったかについてはそのうち書くとして…
最近僕は12時前まで学校の図書館に残っています。
なぜか?予習課題として指定されたページが読み終わらないから。
長いんですよ。それに一度読んでも何が書いてあるか理解できないので、頭に入ってこない。
もともと、読むスピードと読解力が一般的なレベルよりも低い気がするんですよね。日本語でも英語でも。
法曹を目指す人間としてそれはまずいんじゃないのかと思っているのですが、なかなか読むスピードも読解力も上がらない。
周りの日本人が「遅くまでがんばるねぇ…」って言ってきますが、多分それくらいしても皆さんと同じレベルか、それ以下の量しかこなせていないですよ(笑)
今期僕は13単位分授業をを取ったのですが、他の日本人は皆14単位以上を取っていて、人によっては16単位授業を取っているらしいです。大体僕よりも1授業分ぐらい多い。
なんとなくキャパの面で僕は皆さんに負けている気がします(別に比べるものではないのですが)。
噂ではフランス人の女の子が17単位とか。多分僕より2授業分ぐらい多い。
頭が良いのか?それとも要領よく人からノートをもらったりして切り抜けているのか?
僕は要領が悪いので、こういう人結構嫌いです(笑)。嫉妬します(笑)。
でもこのままではいけないんですよね。完璧に悪循環に陥ってしまってる。
読み終わらないから、深夜まで残っている。
寝不足で次の日の授業に臨む、授業について行けない。
先生の所に質問に行って、授業でついて行けなかったところを聞く。
また予習を始める。
終わらない。遅くまで残る。読み終わらない・・・
ケースブリーフだけ読んでも、事実関係に結構深く入るので、それじゃあんまり対応できませんし…
質問に行ったら…
ホワイトヘッド先生「本読んでないでしょ?条文読んでないでしょ?」
っと返ってきて、その場でシュン…となってしまったり。
そんなわけで、最近先生に、授業で先生が話している内容について行くためにはどのような勉強をすればいいのかを相談しているのですが…
契約法のテイラー先生「あなたの授業に関する質問を聞く限りは、方向性は間違ってないと思うわよ」
うーん・・・
ただ、授業で扱う判例の書きっぷりが、どうも僕にはスッと落ちないんですよね。
例えば、今日やった「信義則」の話。
僕の理解が正しければ、信義則というのは、契約の成立要件の一つであるConsideration(約款)が欠けていた場合に、それを補填する役割として登場した論理って言うのが始まりだったのに、今日の授業で扱った判例はConsiderationの要件が満たしていても、他の要件が満たしていない事実関係のもとでも、信義則を適用したというもの。
明日扱う判例は、そもそも契約の交渉段階で、一方当事者がある程度色々と支出した後に、両者が交渉をやめてしまったため、契約が成立せずに終了した場合。そしてこの場合に損害賠償の請求ができるか?と言う話です。
日本法での契約締結上の過失の話に似ているんですかね?
そういえば、民法改正後は契約締結上の過失がなくなるんでしたっけ?
僕にはどうも…この信義則が認められた判例に書かれている内容が、事実関係から上手いこと一方当事者を救うことができるようにするために、技巧的に論理を展開した内容のように見えたんですよね。
こんなのからどうやって抽象的なルールを探すんだよ?
っとまぁ、多分頭が固いだけなのかもしれませんが、とりあえず先生の所に質問に行きました。
すると、
テイラー先生「日本だと、条文や規範が存在しない新しい問題点が出てきた場合には、どうやって処理するの?」
僕「(…わ、分からんけど)似たような事実関係の判例を見つけ出して、そこで展開されている論理を上手く適用できないかを判断するんじゃないんですかね?」
テイラー先生「それをやればいいのよ」
あ、なるほど・・・
なんとなく言わんとしていることは分かりますわ。
っていうか、これって、多分他の日本人の人に勉強法を相談した時に言われたことと似ているんですよね。
そういえば、インターンの時に案件に使えそうな判例のリサーチをさせられて、なんでこれが使えそうかについて、何となく話をさせられたような…そうでないような…(そのあと判例の英訳お願いされて、提出したら、添削されて真っ赤になって返ってきて、笑った記憶が…)
何かをつかみかけてはいるのですが、要領が悪いので、当分は苦労しそうです。
髪を切る
イサカで生活を始めて、1ヶ月ちょっと経過しました。
大学時代にボランティアやインターンをやってて、最大で6週間海外に滞在していたことがあったのですが、ここから先は未知の世界です(※1ヶ月も1年も特に違いはありません(笑))。
ところで、そろそろ切らないといけない程度に髪が伸びてました。
でも、海外で美容院に行ったことが無いので、ちゃんと切ってもらえるか不安で仕方ありませんでした。
ネット上での海外の美容院に関する投稿を読むと、とんでもないことなったみたいな投稿がありました。
イサカでの美容院に関しては過去に来ていた日本人からあまり良い情報が入っていないのか、他の日本人も行くのを渋っていました。
まぁ確かに、ニューヨークシティと違って、こんな田舎みたいなところで日本人の求めるクオリティを期待するのは難しいですよね ← とても失礼
出国前から美容院の事は不安だったので、美容院の人に相談して、色々と作戦を立てていました。
作戦はこうでした。
出国日に髪を切り、それをスマホで撮ってもらっていました。
その時の髪型は、モヒカンとツーブロックの間みたいな感じ。かなり短くしていました。
こっちに来ている日本人の多くは7月ごろからサマースクールに参加しているので、絶対に僕よりも先にイサカで髪を切ることになるはず。
その人たちが髪を切りに行って、その人たちがどんな髪型になって帰ってくるかを見てから店を選ぶ。
髪が伸びるのは誰にも止められないので、絶対に上手く行く作戦だと思っていました。
・
・
(しかし…)
・
・
僕「髪切りましたね。どこで切りました?」
日本人A「自分で切った」
日本人B「自分で切った」
なんで髪切るための鋏をちゃんと持ってきてるんだよ~!?嘘でしょ?マジで?
想定外でした。そこまでしてくるとは…くぅ…。
日本人C「あそこで切ったよ~」
うーむ…そこに行きたいのですが、ちょっと遠いですね。 ← ワガママ
実際、ダウンタウンの方まで行って切ると帰りが上り坂なので面倒なんですよね。
できればカレッジタウンあたりで切りたい。
メープルウッドからコーネルに行く途中にあるビッグ・レッド・バーバーという名前の店は名前からして危険そうだし… ← とてつもなく失礼
っと、悩んでいたのですが…あれ、あの人の髪型、少し短くなっている。
僕「どこで切りました?」
日本人D「あそこで切ったよ」
カレッジタウンにある店ですね。
よし、行ってみよう。
ACUTE STYLE という店なんですが、店の見た目はいい感じ。
「座って待ってて―」と言われたので、座って、ラックにおいてあった髪型の本に目を通す。
ちがう…ちがう…ちがう…ちがう…ん?この髪型は似ているな。
自分の番が回ってきて、店の人に「こんな感じでお願いします」と本の絵を示したら、「多分それって、今の髪型の短いバージョンだよね?」と言われました。
お…これは行けるかも。
期待半分、不安半分で、椅子に座りました。
「始めますね~」
ヴぃ~ん。ヴぃ~ん。ヴぃ~~~~~~ん。
おいおいめっちゃ勢いよくバリカン使うね(笑)
後ろとか見えないから結構怖いよ!!
「モミアゲ切る?それとも薄くするだけ?」
無論、薄くするだけでお願いします。モミアゲ無くなったら多分泣くわ(笑)
最後にシャンプーして、乾かして…
切ってくれたおねーさんは前髪を上げたがったっぽいのですが、それをやるとおでこの横の部分がはげかかっているのがバレるので、前髪は下してもらって…
おぉ!!日本で切ってもらった時の髪型と似たような感じになったじゃん!!
(あれ、またハゲたかな…)
合計で23ドル。悪くない。
25ドル払って、お礼を言いました。
あそこならまた切りに行ってもいいですね。
店を出た時に時計を見ると、入った時から30~40分ぐらいしか経っていませんでした。
待っていた時間を抜くと…20分ぐらいで切られた???…
英語の力について
結構前なんですが、現在ペンシルベニア大学のロースクールに通っている友人(ぺんぎん野郎)が、このような投稿をしていました。
TOEFLの勉強法ですね。
彼は約4か月で、TOEFLの点数を80点から103点まで上げました。
彼の勉強法は、参考になると思います。
ところで、彼の記事を読んでいて一つ気になったことがありました。
勉強法は分かったけど、そもそもその土台となる英語力をどうやって作ればいいか?については書かれていない。
そこの部分の力の付け方って大事って思わないぺんぎんさん?
コーネルに来ている人はほぼ全員TOEFLで100点以上をたたき出しています。
僕も100点を取って、ここに来たわけなんですが…
取った後で感じたことなのですが、正直なところ100点を取った時の英語の力と、80点を取った時の英語の力にそれほどの違いがあるとは思えないのです。
個人差はあるのでしょうが、80点を取った時点で、100点を取ることのできるだけの土台は既に出来上がってるのではないでしょうか?
僕は大学4年生の後期に、法科大学院の合格が決まった後に、すぐに英語の勉強に移行して、予備校に通い始めました。
実は、僕は大学2年生の時に、交換留学に行きたくて、TOEFLを受けたことがありました。留学の基準が79点以上で、当時僕は82点を出したので、申し込んだのですが、選考で落とされ、留学をあきらめるしかありませんでした。
確かその時にTOEICの試験も受けており、確か750点ぐらいしかなかった記憶があります。
その後、色々海外をフラフラし出して、大学4年生の前期の時点でTOEFLが87点、TOEICが825点ぐらいだった気がします。
法科大学院の合格をもらった時に、どうにかしてでも入学までの半年で100点に届かなければと思ってはいたのですが、法科大学院の合格発表直後に受けた試験で83点に点が落ちてしまい、その後81点まで点が下がってしまいました。
独学ではどうすることもできず、このままではまずいと気付き、予備校に通い出し、何とか春休みが終わる直前の3月24日の試験で、100点を取りました。
多分大学時代に受けている分も含めると、15回ぐらいは受けてるんじゃないでしょうか?
しかし、予備校に行って約半年で20点ほど点を上げたのですが、正直な話、僕は予備校で英語の能力の底上げをしてもらったわけではなく、点を取るテクニックを学んだだけな気がします。
多分テクニックだけで20点近くは上がるんですよね。
法律の答案でも、まず答案のフォーマットを学んで、採点者に読ませる答案を書けるようになって、初めて法律論云々の話になる、と誰かが言っていた気がします。
まぁTOEFLの試験は司法試験とは別の試験なので、法律の答案と同じように考えるのは違うのかもしれませんが、形式的なものにも点が振られるようになっており、それを意識するだけで点が上がるような気がします。
話が逸れました。
土台となる英語力ですが、僕は中高時代、英語の成績は下から数えた方が早いレベルで、単語テストの追試には良く引っかかっていました。
そのせいで部活の練習にも参加できず、泣く泣く帰ったこともありました。
当時、英語の先生の事は嫌いでしたし(出国前に話して、コーネルに行くことになったことをほめてもらえました(笑))、もしかすると英語は一番嫌いな科目だったかもしれません。
そんな感じで真面目に勉強してこなかったため、大学に入ってから英語の力を上げるために苦労した気がします。
特に、英会話の力を上げる方法がさっぱりわからず、良く悩んでいました。
ハーフや帰国子女の中にはペラペラと喋る奴がいるのですが、彼らに「なんで英語がペラペラなの?」と聞いても、「ん~なんとなくできるようになっていた」みたいな返事が返ってくるだけで、何も得られませんでした。
なんでそういった奴らはなんでそんなにペラペラしゃべることができるのか?
なんで留学に1年行ったぐらいでは彼らに追いつくことができない人がいるのか?
彼らの頭の中はどうなっているのか?
言語と言う点では英語も日本語基本的な点は同じはずなんです。
それなら、海外に出ずに日本で育った人間でも同じレベルまで(抽象的ですが)到達することが可能なはずなんです。
そうやって色々と悩んでいるうちに、根拠はないのですが、自分なりに一つの結論に至りました。
・
・
(ここから先は根拠のない仮説です)
・
・
まず、僕たちは日本語で会話をしている時に、日本語の文章を全部聞いているわけではないのです。あくまでも、その文章の一部、重要なキーワード的な部分しか聞いていない、というか、頭に入れていないのです。
それでなんで会話が成り立つのか?ってなると、それはそれらの単語から次に相手から発せられる言葉が何かを反射的に脳が予測しているということではないでしょうか?
だからこそ、ネイティブ同士の会話は早いし、会話の流れに反するような言葉を発するとその人は空気が読めないという扱いをされることになる場合があると…
もしこの前提が正しければ、英語力を底上げする方法は、「ある英単語があったとして、その英単語からどのような英単語を連想することが可能か?」というコネクションを作り上げていく作業になるのかもしれません。
簡単に言えばブレーンストーミング、連想ゲーム的なもの。
言語の予測の射程的な?なんか判例の射程みたいな感じで、違う気がしますね…
とりあえず、脳の中でシナプスがつながるような作業をひたすら行っていけば、日本語と同じような回路が頭の中に似たような出来上がるということになるのではないかと言うのが、僕の個人的な考えです。
ていうか、多分赤ちゃんが言語を学ぶのと同じことをやるってこと言ってるだけなんでしょうけどね。
この理屈から行くと…英会話能力は、
①英語の文章から重要な単語(名詞や動詞)を聞き出す
②文章全体を聞き取れるようになる(過去形や現在進行形など、若干詳細な情報を聞き取れるようになる)
③カタコトになってもいいから、単語を羅列する感じで自分の言いたいことを喋る
④接続詞などを加えることで、文章全体を整えて表現できるようになる
の、4段階の過程で上達していくのではないでしょうか?
このプロセスをブッ飛ばして無茶すると、伸びるものも伸びないみたいな…
これを行えば、いつかは英語で考える回路も出来上がって、日本語で思考するプロセスを入れなくても、英語で話せるようになる気がするんですよね。
↑
あくまでもスピーキングとリスニングに重きを置いた考え方ですが、これはリーディングとライティングでも同じはずです。
問題は、これを行うにはそれ相応の時間がかかるってことです。
反復しないといけないので、当然っちゃ当然ですが(笑)
参考になるかどうか分かりませんが、僕は30分×75話ぐらいのアメリカのホームドラマを(日本語、日本語字幕、英語(日本語字幕なし)で)3周した結果、何となくですが、何かをつかみかけた記憶があります。
模倣と反復・・・このプロセスは法律の勉強と似てるんですよね。
以前、友人が「法律も言語と同じなんだから、それだけプロセスを理解していたら、法律もできるようになるはずなんだが」と言っていましたが・・・
できるようにならんなぁ(-_-;) ←努力が足りないだけ
僕が上に書いたことって、本に書いてあったりするような内容なんですかね?
そういう本があるなら、日本に帰った時にでも読んでみたいですね。
まぁ、偉そうに書いてみましたが、TOEFLで100点取ったからって、ネイティブや帰国子女に近づけるだけで、同じになれるわけではないですし、今現在授業について行けなくて苦労しているわけですし(笑)
結局、ちょっと英語ができるから調子に乗って偉そうに自慢話をしているみたいなものなんですよね(笑)
てへぺろりんぬ☆
あーやべ…読み直してみたけど日本語変だわ。
これ絶対後で指導入るパターンだわ。
イサカでの食生活について③
さて、何を作るか???
「もっと料理の手伝いをしておけばよかった(-_-;)」っと、後悔しながら試行錯誤しています。
最初の頃は面倒なんでパスタを茹でて、トマトソースと具材を混ぜて食べたりしていましたが…
この↑写真を友達に見せたら「まずそう」と返ってきたので、もう少しちゃんと作ろうと思うようになりました。
エビをオリーブオイル、白ワイン、塩コショウ、ニンニク、バジルで炒めてみたり…
豚肉をバジルで香草焼きにしてみたり…
タラの切り身にローズマリーとニンニクと塩コショウを振り掛けて、ラップにくるんで一日置いて、オリーブオイルで炒めてみたり…
鶏肉と赤カブをローリエとブイヨンとレモンで煮込んでみたり…
ギャー!!!!血鍋みたいになったー!!!(赤カブってこんなに色が出るんですね。後輩に言われて知ったんですが、ボルシチって赤カブとローリエを使うんですね)
サーモンをバジルで焼いてみたり…
サーモンに脂がのってて、玉ねぎがギトギトになりましたよ(-_-;)
美味しかったけど。
ところで、なぜ僕の料理は日本食っぽくないか?
それはですね…実家にいた時に母親の料理を手伝ったことはあるんですが、手伝った時の料理が大体イタリアン的な感じだったんですよね。
あと大学時代にボランティアでモザンビークに行った時に現地の人に教えてもらった料理がローリエを使った料理だったり…
大学時代はミートソースっぽい物も作ってましたし。
そのせいでこんな感じのレシピしか知らんと言うかなんというか…
大学時代に煮物とかも作ってたんですけど、どっちかというとこんな感じの料理を頻繁に作っていましたね。
この前麻婆ナスの作り方を母親から聞いたので、今度試してみようと思います。
どこかにウェイパー売ってないかなぁ…(ってツイッターに書いたら後輩から「アマゾンに売っています」と返ってきました)
噂ではカジキマグロが美味しいらしいですから、バターで焼いてしょうゆでもつけて食べてみたいですね。
あと、もう少しクックパッドでも見て、料理のレパートリーも増やしたいものです。
それにしても、あらためて写真を見てみて思ったんですが、僕の料理って見た目的には美味しくなさそうですね(笑)
味は悪くないんですよ(笑)。多分…。
イサカでの食生活について②
イサカでの食生活ですが、お金の味の両方の理由から、外であんまり食べたくないし、ちょっとお腹がすいたと思っても今住んでるメープルウッドの近くにコンビニはないので、自炊は避けられませんでした。
自炊できないと結構つらいっすよここ(笑)
具体的に何を作るか?
大学から一人暮らしをしていたので、それなりに自炊はしていたんですが、ぶっちゃけ男料理。
加えて、ロースクールに入学してからは基本的に学校にいるので、料理と言う料理はほとんどしていませんでした。
さて、何を作ろうか?
実は、何を作るか(作れるか)という問題は、ここで生活を始めたころからずっと悩んでいることでした。
ロースクールに入学してからはパスタすらまともに茹でていませんでしたから…
まず、スーパーマーケットですね。
僕が食べ物を買いに行く(行った)スーパーは数えるぐらいしかありません。
1.ウォールマート
着いた初日に、ここで買い物をしました。肉から魚から何でもありますね。そして普通のスーパーより少し安い。
しかし品質は…微妙なところです。野菜は少し新鮮ではないですし…食べれないほどではないんですけどね。新鮮かと言われると、コメントしづらいです(笑)
それにメープルウッドからだとバスを乗り継いでいかないといけないから面倒くさい。
2.ターゲット
感じはウォールマートと同じですね。でも、品質的にはウォールマートに比べると少しましな気がします(気のせいの可能性はありますが…)。
カレッジタウンからバス一本で行けるので、行きやすいのではないでしょうか?
メープルウッドに住んでる僕としては楽な気がします。
3.P&C フレッシュ
一番利用しているのはここです。
メープルウッドからコーネルとは逆方向に徒歩15分ぐらいで着きます。バスも82番に乗って最後のバス停まで乗って行けばいいっぽいので、いいですね。
値段はウォールマートやターゲットに比べれば少し高くなりますが、その分野菜は新鮮です。
それに、オリジナルブランドっぽい食べ物があって、それだとウォールマートやターゲットの値段と変わらないんですよね。
料理道具もここで買えますし、とっても便利です。
近くに酒屋があって、そこに月桂冠などの日本酒が何本か置いてあったので、見つけた時には他の日本人の人と盛り上がりました。
4.イサカトウフ
この前一回だけ行ったんですが、アジア(主に韓国、中国、日本)の食べ物の材料が置いてあります。
ここは感動ものでした。
豆腐や納豆、コアラのマーチ、おたふくソース、刺身用のタコ(冷凍)、焼きそば麺など、いろんなものを売っていました。
日本の土鍋も売っているので驚きました(笑)
ただ、歩いていくには少し不便な場所にあるので、車が無いと難しいですね。
冷凍のカエルや、ナマズも売っていたので、いつか試してみようと思っています。以前、日本でカエルのフライを食べたことがあるんですが、なかなか美味しかったですよ(笑)
5.ウェグマンズ
イサカにあるスーパーの中で一番デカいんじゃないんでしょうか?
車も沢山停まってますし、イサカにはこんなに人がいたのかと思ってしまうぐらいにぎやかですし。
魚も、刺身用のサーモンなど、生魚買えますし、日本から輸入された物も沢山おいてあります。
ただし、少し高い(笑)。オーガニックの食品が多いからなんでしょうかね?
アメリカは日本に比べると農薬をめちゃくちゃ使ってそうなので、オーガニックに魅力を感じないこともないですが…
僕はあんまり気にしてないですね(笑)。これを読んだ日本人の人が「君はまだ若いから…」って言ってきそうな気もしますけど(笑)
ここも車が無いと行きにくいですね。
まだ僕が知っているけど行ったことがない店でグリーンスターという店があるんですが、そこもオーガニックの店です。
日本人の方曰く、良いらしいですよ。
あと、ファーマーズマーケットと言うのがあって、農家の人が野菜を売ってくれるんですが、値段はスーパーで買うよりも安いし、新鮮なので、可能な限りこっちで買っています。
何かのイベントみたいで楽しいですし(笑)
イサカでの食生活について
イサカでの食生活はどのようなものなのか?
イサカはニューヨーク州ですが、ニューヨークシティと違って、とっても田舎です。
どっちかと言うと、カナダの方が近い。
こんなところで何が食べられるのか?
外食をした場合ですが、カフェ等でサンドイッチと飲み物を買うと大体9ドルはかかります。
学校で食事をしても同じぐらいは覚悟しないといけませんね。そしてそんなにおいしくない。日本的には学食は安くておいしいイメージなんですがね。
仮にお金を出したところで、そんなにおいしい物が食べられるわけではないです。
日本人の人が挙げる不満として主なものは、
1.麺類がゆですぎで、コシが無い
2.油でギトギトしている。30歳超えるとマジでつらい。
まぁ、僕は油ギトギトはあんまり気にしないの(←そして太る)ですが、麺にコシが無いのは嫌ですね。
でも、授業がある日は基本的に朝9時には学校に来て、夜11時30ぐらいまでは残っているので、学校の周りで食事をしないといけないから安く済ませたいんですよね。それか弁当を作るか。
僕が主にご飯を食べている店としては、
1.カレッジタウンベーグル
ロースクールから徒歩3分ぐらいのところにあって、サンドイッチが美味しいし、コーヒーとか紅茶とか、飲み物の種類も多いので、ありと言えばアリなのですが、ここはサンドイッチと飲み物で9~10ドルぐらいすぐに行ってしまうので、コスパが悪い気がします。
2.中華料理屋
カレッジタウンベーグルと同じ道沿いにあるんですが、7ドルでご飯とおかず二品を選べてお腹いっぱいになります。ただ、油ギトギトなので、おじさんたちからは敬遠されていますね。中国人のLLM生の多くがここでご飯を食べるので、中国人と仲良くなるきっかけになった気がしています。
ここは弁当も作ってくれるので、便利ですね。
3.中華料理屋?韓国料理屋?
上に書いた中華料理屋の向かい側にある店で、何料理なんでしょうか???とりあえず少しスパイシーな感じの料理を作っています。
でもここも油ギトギト。これで8ドルなんで、少し悩みますね。これだったら上の中華料理屋に行くかも。
4.KOKOレストラン
韓国料理屋で、それ以外のアジア料理のメニューもあります。値段もそこそこだし、ビビンバとかも食べられるので、意外と悪くないです。あと店員のおねーさんが可愛い。
ただ、麺がゆですぎで、コシがない。日本人的には結構NGレベルのゆで具合です。
ご飯系はおいしかったので、アリじゃないんですかね?
5.アラディン
カレッジタウンにあるレストランなんですが…ここのパスタもゆですぎ。加えて油ギトギト。ピタとかはおいしいらしいんですけどね。パスタは結構ハズレが多いっぽいです。確かパスタで10ドル弱払った上チップまで取られた気が…あんまり行きたくないですね。
6.インド料理屋
ロースクールからカレッジタウンに出て、交差点を左に曲がって降りて行った先にある店なんですが、昼のバイキングはおいしいです。10ドルぐらいかかりましたが、これなら払ってもいいって思いました。
7.タイ料理屋
ロースクールからカレッジタウンに出て、交差点を左に曲がったところにある店なんですが、そこの麺はコシがありました。値段もそこそこで悪くないです。噂ではその隣にあるベトナム料理もおいしいらしいですね。
まだ店は沢山あるんですが、まだ攻略していません。
インド料理屋のある通りに、日本料理屋さんがあって、そこがなかなか悪くないと聞いてますし、同じ通りにある地下に店を構えている火鍋の店もおいしいらしいと聞いていますが、まだ行ってないです。
しかし、攻略したところでおいしいものに巡り合えるわけではない気がするのに、そこまでトライする価値があるのか?
微妙なところです。
キャンパス内の店ですが、ブリドーは個人的にはアリだと思いました。これで7ドルぐらいなので、払ってもいいと思いますね。
キャンパス内にはいろんなところに店があるので、散策してみたいと思っているのですが、授業の準備に時間を取られており、できていません。
キャンパス内にアイスクリーム屋もあるので、行きたくてたまらないんですけどね(笑)
最近は、セブンイレブンでサンドイッチを買っています。
値段的にもそこが一番安いんじゃないんですかね?
1ドル7セントでXLサイズのコーヒーが買えるし、味も悪くないです。
少なくとも今の僕の英語力では予習に沢山時間を取られるので、優雅にランチを食べるみたいな余裕はないですね(-_-;)