USオープン②
さて、待ちに待ったUSオープンです。
おぉ・・・
おぉ・・・
おぉ!!
おっちゃんタイミングよく入ってくるなよ(笑)
目当ては、ウィリアムズ姉妹と、チリッチ、あと他の日本人の方々はヒンギスのダブルス。
上手く行けばナダルと錦織の試合が観られたはずなんですけどね、二人とも負けっちゃったので・・・残念です。
センターコートは、感動でした。
でも、試合はあんまり面白くなかったです。
なんというか、セレナもヴィーナスもなんだかんだ強くて、相手との実力差が目に見えて分かる感じだったんですよね…
加えて、二人の相手をした選手は両方ともリスクを伴う攻め方して、結局自分からミスしちゃってたし。
昔コーチが言っていたのですが、試合だと自分から決めてポイントを取る割合は、相手のミスでポイントが入る割合よりも低いんですよね。といっても、その話は中高の頃の僕に向けて話してくれた話なので、プロだとその割合が変わってくるのかもしれませんが・・・
でも、つい「あ~なんでそこでフラット打ってネットにかけちゃうかなぁ。ドライブで良いじゃん」などと、プロの選手相手に思っていました。
客観的に見ると色々と考えちゃうんですよね。でも実際にコートに立っている人はそんな余裕が無いわけで。僕もそうでしたし。
難しいものです。
チリッチはサーブがいいので、サーブで相手を崩してサービスゲームを確実に取りに行くテニスをしており、あとは相手のサービスゲームをブレイクする感じでした。
いいですね。タイブレークにまで持ち込んだ場合に自分がサーブの時にポイントを絶対に落とさない自信があると、とても強い気がしますし。
でもサービスエースを結構連発するから、ラリーが少なくて、あんまり見ていて面白くないと言うか・・・
偉そうですね。すみません。
他の日本人の方は、ヒンギスを観られてとても満足だったようです。
もう30超えてるんですかね?
久々にダブルスの試合を観ましたが、ダブルスは面白いですね。
僕は中高時代に団体戦でダブルスを任されていたので、個人的にはシングルよりもダブルスの方が見ていて楽しいんですよね。
雁行陣、ツーアップ、ツーバック、Iフォーメーション、鮮やかにポジションを変えていくのに、面白いです。
この「面白い」という感覚は、とても懐かしい感覚でした。
プロの試合を観て「おぉ!!」と目をキラキラさせていたのは高校時代まででした。
大学に入ってからは、海外に興味を持ち始めて、テニスサークルに入りましたが、「自分が本当にしたいのはこんなことなのだろうか?」という悩みから、半年もせずにサークルをやめて海外をフラフラしだして・・・
色々と悩んで多分これが僕のやりたいことだと法科大学院に入って、コーネルロースクールに来て・・・
んで、結局USオープンを観に行ったわけなんですが(笑)
4年間ぐらいまともに運動してないので、筋肉は脂肪に変わってしまってぶよぶよだし、もうテニスとかしたらすぐに息切れしちゃうんでしょうね。
でもまた機会があればテニスを再開したいって思いました。
USオープン
少しの間、更新をしていませんでした。
実は、9月6日に、他の日本人と一緒にUSオープンに行っていました。
中高時代に、テニス部に属していたのもあり、いずれは行ってみたいと思っていました。
でも、ニューヨークだから、宿泊費等でかなり取られちゃうんですよね(-_-;)
それにUSオープンは良い席に座ろうと思うとチケットが高い。
そのため、一度はあきらめようと思ったのですが…僕の姉も10年ぐらい前にUSオープンを観に行っており、その時の話をしてくれたことを思い出すと、やっぱり諦めきれませんでした。
偶々USオープンに行こうと考えている日本人の方々がいらっしゃったので、そのグループに入れてもらい、観に行くことになりました。
イサカから車で5時間…長い。僕はずっと車の中で寝ていました。
多分いびきをかいていたでしょうね。
一日目はNY観光。そして、一泊して次の日にUSオープンを観に行くという計画でした。
まず一日目・・・
人生初NYでした(まだ25年程度しか生きていないですが)。
いやーすごい。人は多いし、にぎやかだし、そこらじゅうでホットドッグ売ってるし。
とても楽しそうな町でした。
しかし僕は、イサカみたいな田舎に1ヶ月近くいたため、この光景にソワソワしてしまいました。
そしてグラウンド・ゼロ。
そういえば、姉が日本に戻ってきた数日後に9・11が起きたんですよね。
もし少し帰る時期がずれていたりしたらどうなっていたことやら・・・
カメラのバッテリーの関係でグランドゼロの慰霊碑の写真を撮ることができなかったのですが、被害者の数がいかに多かったかを理解できる場でした。
あんな悲しい出来事は二度と起きてほしくないですね。
ちなみに、この↑写真ですが、どうやら貿易センタービルのあった場所に、ショッピングモールができるらしいです。
ナ〇シカのオー〇みたいな形をしていました…
次はこちら・・・
これ↑は、ホームアローン2で舞台となったホテルですね。
たしか、主人公の少年は、このホテルでやりたい放題やってたような・・・
おやおや…セントラルパークは隣ですね。
なるほど。だから、あの映画では少年がホテルから逃げ出した直後、鳩のおばさんに会うわけですね。
っとまぁ観光をしていたんですが、セントラルパークに入った瞬間に頭の上にポテッと何かが落ちてきまして・・・
見上げると鳥が木の上に止まっていました。
日本人A「ウンがついていますねぇ(^^)」
日本人B「いや~持ってるねぇ(^^)」
そんなことより早く頭を拭きたいです。僕ティッシュを持っていないんですが誰か持っていませんか?
どこについたか分からなかったので、髪にくっついた糞を拭いてもらっていると、
アメリカ人「That's a good luck!!」(日本語訳:ウンがいい)
だまらっしゃい。
こんな感じで観光をしていたら、気付くと夜になっていました。
夕飯は、海鮮系のレストランでした。
イサカじゃ海のものは冷凍食品でなければ基本食べられないので、久々の新鮮な魚料理でした。
生ガキ美味い!!
こうして一日目が終わりました。
つづく
交換留学生、日本人、選挙 その②
前回のつづきです。
僕はあることを思いつき、フェイスブックのLLMのグループのウォールに、ある投稿をしました。
「立候補している人で、代表として何をしたいかという目標の中に、僕のブックロッカーを手配するという目標を加えてもらえないかな?僕はブックロッカーが無いから本を何冊も持って帰らないといけないんだ」
すると…
「私事務所と話してみるわ!!でもロッカーをシェアしてもいいわよ!!」
「問題が解決するまで、僕のロッカー使っていいよ」
「私で良ければシェアするわ!!!」
っと、候補者の人たちから投稿がされました。
候補者の人たちだけでなく、TAや他のLLM生からも「私で良ければシェアしてもいいわよ。」という投稿やメッセージがありました。
ありがたい限りです…(涙)
でも、シェアするよというメッセージに交じって「俺に投票してくれると嬉しいな(^^)」というメッセージが送られてきました。
オイコラ。
ところで、最初に「話してみるわ!!」って書いた人…君それ言っちゃうんだ…
代表にないたいって気持ちは分かるんだけど、僕の投稿がいかに変かということに気付いてほしかったよ…(-_-;)
他の候補者にとっても自分たちを良く見せるチャンスだったのかもしれませんから、彼らの投稿も捉え方によっては必死さが伝わってくる投稿なんですがね…
ていうか、僕性格悪いですよね?
そんな性格が悪いことを考えながら投稿されたコメントを見ていると、途中でコーネルロースクールの事務の人(このグループにいたんだ…)が、「ロッカーについて学校と話してみる」というコメントを投稿していました。
後日、その人と話して分かったのですが、どうやら、コーネルロースクールにはロッカーが生徒全員に与えられるほど用意されておらず、運悪く与えられない人が出てくるらしいのです。
そして、交換留学生のほとんどが、JDへの交換留学で、半年しかコーネルにいないのです(少なくとも僕が把握している限りで、LLMへの交換留学生は僕を含めて数名しかいません)。そのため、もしかすると他のJDやLLMに比べるとロッカーを与える優先順位が低くなってしまう可能性があるのかもしれません(これは事務所とロッカーについて話した時に「君は交換留学生だよね?」と言われたので、もしかしてっという推測です)。
その代わりにコートロッカーを一人で使える権利を与えられてはいるんですけどね。
でもコートロッカーってブックロッカーに比べたら小さいし、そもそも本を入れるようにできていないから本を縦積みにしないと入りません。
それに冬になってコートとか入れたらどうすんだよ?入んねーぞ?
この状況で僕がロッカーを手に入れる方法は一つで、ブックロッカーを持っている人から事務所を介して直接譲ってもらうという方法です。
少なくともロッカーに関してはウェイティングリストは無いらしいので、僕にあげたいと事務所に言ってくれればどうにかなるだろう、と言っていました。
でも、まぁ何人かロッカーシェアしてもいいって言ってる人がいるから、その人たちに今後お願いするとして、今のところはコートロッカーを使えばいいんじゃないんですかね?
女の子数名からも「シェアしてもいいわよ」って来たので、そのうちの誰かにお願いする方が色々と面白そうだし…(ゲスですね)
ロッカーの問題はそれで片付いたとして…
ところで、君らはなんでそんなに必死に代表になりたがるのよ?
そう思って、色々と話を聞いてみて分かったのですが、代表をやったと履歴書に書くと、職探しの時に有利に働くらしいです。
例えば、中国人から聞いた話によると、中国の司法試験の合格率は日本よりも低い(10%…ぐらいだった気がします)のですが、人口が多い分、結果として合格者は結構な数になるらしいです。そのため良い弁護士事務所や会社に入るのはとても難しいそうです。
そのため、他の中国人との違いを作るために、中国の司法試験に受かった後、海外の資格を取りにアメリカ、オーストラリア、フランス等、海外のロースクールに行くらしいです。
しかし、海外に留学する中国人は多く、それだけで違いを作るのは難しい…
だからこそ、クラスの代表になった等のストーリーを経歴に加えることで、違いを作ることができるかも…ということらしいです。
中国人を含めた候補者全員がそう思って立候補するわけじゃないんですけどね。
候補者の動機の一つとして、そういう考えがあるということらしいです。
僕も似たような立場にいるんですけどね~・・・
彼らと違って日本の試験に受かっていないので、本当は彼ら以上に真剣に将来のことを考えないといけないのかもしれませんが・・・
でも、学級委員とか、そういうのって、「サークルの代表やってました」ってのと同じような扱いになってしまいませんかね?
日本だと他の人との違いを作ることができるってほどのものなんでしょうか?
少なくとも僕の場合は、ちゃんとLLMを終えて、NY州の資格を取って、日本に帰って、ちゃんと日本のロースクールを卒業して、日本の資格を取るということをしないといけないと思っているので、何らかの役職を得ることは優先順位的に高くないですね。
↑
こういうところがダメなんでしょうね…。反省。
彼らの打算的な事情を聞いてしまいましたが、理由はどうであれ、必死に代表になりたいって思っている人たちは、当選した時には役目を全うしてくれると思うんですよね。
少なくとも僕に比べたら、ちゃんと仕事をすると思います。
なんか僕が言ってることって、上から目線だし、言い訳っぽいですね(-_-;)
さて…立候補した人の必死さがこれでもかというぐらいに伝わって来たし、そろそろ投票しますか。
っと、結局適当に投票。。。
当選結果ですが、インドっ子は残念なことに、2うの役職に立候補していましたが、どちらの役職にも中国人が立候補していたため、全部落選しました。
中国人がLLMの生徒の約半分を占めている状況では、中国人の票を集めることができないと、勝つのは難しいのでしょうね。
他の役職は中国人が立候補していなかったので、中国人以外の人が当選しました。
役職全体を見ると、彩があって面白いメンバーになったと思います。
LLMのグループを世界の縮図に例えてみると、中国は圧倒的なプレゼンスですね。
もちろんこれはLLM内での話であって、世界の状況がこれと同じだとは思いませんよ。
結局、LLMグループの中での日本人はどういう立ち位置なんでしょうか?
そもそも投票したんでしょうか?
僕がフェイスブックの投稿でオラオラとロッカーについて投稿をしましたけど、他のLLMの人たちにはどんな感じに映ってたんでしょうね?
僕も少しは日本人として頑張らなければいけないのかもしれませんね。
交換留学生、日本人、選挙 その①
「む…マイブックロッカーが無い…」
この出来事が、日本人や交換留学生について色々と考えさせられることになる事件(事件と言うほどのものではないですが)の始まりでした。
コーネルロースクールスタッフ「各LLM生にはブックロッカーが用意されます」
8月10日のガイダンスでブックロッカーのことを話された頃は、僕は到着したばかりで学校や生活に慣れておらず、加えて手続きでバタバタしていたため、注意して聞いていませんでした。
導入講義が終わり、本格的に授業が始まろうとしていた頃でした。
各授業で、本を読んで来いと言う予習課題が出されるのですが、各授業の本はとても厚くて重いのです。それもほとんどがハードカバー。例えばBusiness Organizations の授業だと、約5センチの基本書と条文集2冊。持ち運ぶだけで一苦労です。
僕の住んでるメープルウッドは学校から徒歩で15分ぐらいなので、歩いて登下校するには大した距離ではないのですが、流石に重い本をリュックに入れて登下校するとなると部屋に着くころには肩が痛くなるし、そのうちリュックが壊れそうで大変です。
それで、ロッカーを見つけるかとなって、コーネルのウェブサイトで自分のブックロッカーを探したのですが…
「あなたのロッカーは『』」 空白????
よく分からなかったので、周りにいたLLM生にこれどういうこと?と聞いても、「???」と、分からない感じでした。
事務所に行って聞いてみたところ、「君にブックロッカーはありません。その代りコートロッカーを一人で利用することができます。」と言われました。
これは困った…どうしようか???
そもそもなんで僕にはブックロッカーがないんだ???
っと、僕は途方に暮れていました。
*
*
*
そのころ、LLM生の間で、あるイベントが開催されていました。
それはLLM生の代表、副代表等、いくつかの役職を決めるイベントでした。
役職はLLMの代表、副代表、第二副代表、秘書、会計係(最後のいるのか???)
あと、学級委員みたいな役職もありました。
なんかよく分かりませんが、そういった役職にLLMの誰かが立候補して、投票して決めるわけなんです。
各役職に対して5人ぐらい立候補していましたね。
日本人は僕も含めて誰も立候補しませんでした。
※ここからは推測が入っています…
LLM生は今年89人いました。さて、どうやって票を稼ぐか?
人数構成を見てみると、中国人が40人ちょっと。あとは世界中から数名ずつ。そして、日本人は…10人。数だけで見れば、LLMの中で第二の勢力なのです。
立候補した人の中には中国人がいました。
中国人(台湾人と香港人を含めます)以外の人はどのように考えるか…中国人は多分中国人に票を入れるだろう。とするならば、他の票を取らなければこの勝負は勝てない。
となると、他の人と仲良くして票を稼ぐしかない。そして、第二勢力である日本人と何としても仲良くならなければならない!!!!
それは突然始まりました。
授業が終わった後に、インド人の女性(彼女は代表に立候補していました)が日本人で集まって授業で何を先生が言っていたかを確認していた時に近づいてきて「私に票を入れてくれない?」と言ってきました。
まぁ予想通りですね。
日本人A「君は代表になって何がしたいの?」
インドっ子「LLM生にとって快適な生活を送れるよう努力する!!イベントを企画とか。」
日本人A「どのように?」
インドっ子「イベント企画とか…」
…っとこんな感じの会話をしていた気がします。
具体性に欠けますねぇ~これじゃ僕たちを説得できませんよ(意地悪)
また別の時に中国人の男と香港人の女の子が来て、「僕たちは同盟なんだ、僕たちに投票してほしい」と言ってきました。
似たようなことが、他の立候補者からもされました。
LLM生のフェイスブックのグループページでは、立候補者が「私が代表になったら~をしたい!!!」みたいなことを書いていました。
でも…多分どれも日本人が誰に投票するかを決めるにあたって決め手に欠けてたんですよね。
LLM生全体が89人もいて、8月10日から土日を除いて約2週間ずっと授業で、みんなと話して仲良くなれそうなイベントなんて数回でした。
だから名前を覚えるだけでも大変だし、全員と話すことができてなかったんですよね。
日本人の中では積極的に外国人と絡みに行っていた人もいますが、それでもLLM生全員と仲良くするのは難しかったでしょうし、そもそも日本人は静かなので、他のLLM生にとって日本人の存在は決して大きいものではなかったと思います。
言い方に問題があるかもしれませんが、立候補者にとっては日本人に票を入れてもらえばそれで十分で、日本人としても誰が代表になっても特に自分たちに影響が出ないって感じなのではないでしょうか?
もしかして、世界での日本の立場もそんなものなんでしょうか?
以前誰かが、「僕が弁護士になったら、世界での日本のプレゼンスを高めたい」と言っていました。
たかがLLMの役職決めでこんなことを言いだすもの変な話かもしれないのですが、少なくともLLMのクラスの中での日本人の立ち位置は不思議な感じがしますよ。すごく目立つわけではないけど、それなりの存在感はある。人数がそれなりにいるから何かアクションを起こせばそれなりの影響力を持ってるのかもしれないのに、何かアクションを起こすわけでもないし…
他の国に人たちからすると、何を考えているか分からない可能性もありますね…
まぁ、僕も「ここで代表になるメリットがあるとは思えないし、ただでさえ授業の予習復習で忙しいのに、代表者会議云々で拘束されたら自分の時間が無くなるどころか勉強に支障が出る。それにそんな肩が凝りそうなことやるぐらいなら酒飲んでる方がいい」って思って、「代表に立候補しないか?」というメールも、立候補者の投稿も全て無視っていましたから、人の事は言えないんですけども…
しかし、今は誰かに投票しなければならない。どうしたものか?
日本人票10票全部が特定の誰かに入れば勝負が決する可能性は十分にありました。
まるで関ヶ原の戦いの小早川の立場ですね☆(これを他の日本人に話したら無言で僕を見つめていました)
投票の日が近くなってきて、戦いはヒートアップしていました。
インドっ子は、フェイスブックに「私に入れてくれればお菓子をあげるよ!!」という投稿をしていました。
なんか会社法で似たような論点がありませんでしたっけ?賛成票に投じたらクオカードあげるみたいなやつ?
そういえば日本人の誰かが「あれは選挙関係の法律違反ですねぇ~」っとコメントをしていましたね。
しかし!!!
それでも、誰に投票するか決まらず!!!
刻々と投票の時間が近づいていました。
その時、僕はあることを思いつきました。
つづく
勉強法についての模索
日本人C「ちょこっとだけブログを読んだけど、ちょっとてにをはとか訂正入れたくなっちゃうよ(笑)」
僕「う…」
日本語に注意しながら書いていこうと思います。
やっと少しずつ最近の話ができるようになりました。
最近は僕は勉強法で悩んでいます。
こっちで授業は基本的には本の指定したページを読んでこいと言われます。そしてたまに事前に問題を検討してこいと言われます。
これが苦痛なんですよね(-_-;)
読んでも頭に入ってこないと言うか、どういう論理構造になっているのかが分からない。
例えば契約法の本には判例が沢山載っていて、それらを読むわけなのですが、読んでも読んでも何が書いてあるかさっぱりわからない。
こっちは判例法主義なので、判例を分析してルールを抽出するのが判例を読む作業らしいのですが…
どこがルール?何がルール?毎回予習の段階でそんな感じになっています。
そのため授業についていけない。
以前、会社法のホワイトヘッド先生に相談した時に、こんな感じのことを言われました。
「日本人の考え方でこっちの本や判例を読むと何が書いてあるか分からないと思うよ。まぁアメリカ人が日本の判例や本を読んでも何が書いてあるか分からないんだけどね。まずはアメリカ人の考え方に慣れないといけないんだよ。時間がかかるかもしれないけど、頑張りなさい。」
でも、コツがつかめない。
そういえば一緒に授業を受けている日本人の人がこんなこと言ってました。
「日本の法律は基本的なルールがあって、そこから話が始まるんだけど、アメリカの考え方は判例から理論を絞って行く考え方なのかもしれないね。」
また、別の日本人の人はこんなことを言ってました。
「判例を読んで、なんとなく全体からこんなことを言いたいんだろうなぁ~って理解できればいいのかも。」
こうやって話を聞いているうちに、自分が必死に判例からキーワード、キーフレーズを抜き出そうとしているのではないかと思いました。
これが正しい勉強法かどうかは分からないのですが、日本の勉強では、僕は百選の判例の文章から重要だと思われるフレーズを抜き出して、「これが規範だ!!」みたいな勉強をしていた気がします。
その感覚と、判例からルールを抽出する考え方は違うのかもしれませんね。
抽出はもっと全体から吸い上げるようなイメージ…うーん…
本当は日本の判例もそうやって読むほうがいいのかもしれませんね。帰って日本法の勉強する時にはそういう勉強法を取り入れてみようと思います。
結局時間がかかったとしても、判例を読まないといけないんですね。
上手く手を抜いてケースブリーフをネットで検索して「これがルール、これが事実関係、これが理由」みたいなことをやっても授業にはついていけない気がします。
しかし、僕は英文を読むスピードが普通の人よりも遅いので、当分は苦労するのかもしれません。
最近は夜11時45分ぐらいまで図書館にいますし…
タイムマネジメントとかを上手くやっていかないとこれからどんどん辛くなりそうです。
なんか所々日本語がおかしい気がする!!!
授業の選択について
今さら思い出したのですが、授業の選択を期末試験前にやっていた気がします。
また僕はここで愚かしいことに、期限の前日までまともにシラバスも読んでいないし、NYのバーの要件、卒業要件も読んでいませんでした。
まぁ資料は数ページしかないので、目を通すこと自体はそんなに時間かからず、こまらなかったのですが。
やっぱり欲しいの授業の情報ですよね。
僕がこの秋にとった授業を載せてみます。
・Business Organizations (Whitehead)
こっちの会社法ですね。この科目は、春にあるいくつかのビジネス系の授業の前提要件になっているらしいので、取った方が良いです。
もう一人先生がいるのですが、そっちの先生よりも、ホワイトヘッド先生の方が良いと言われています。日系のアメリカ人で、野〇証券とか、〇ニーとかで働いていた経験もあり、加えて商事法務を英訳したとかなんとか(ちゃんと覚えていないです)。日本法にも詳しく、日本語も分かるっぽいので、日本人にとってはとても心強い先生だと思います。LLMに理解もあって、最後にフォローアップの授業をしてくれるそうです。
ただ問題は、この先生喋るスピードが早い。今回の授業の中ではトップクラスのスピードです。
あと質問に行ったら、「日本人は日本の会社法の知識と経験でこっちの授業を乗り切ろうとするからねぇ~」と日本人LLM生の悪い所を指摘されました。
でも勉強の相談に乗ってくれたりするので、本当にいい先生です。
ホワイトヘッド先生「質問があったらいつでもおいで。あと授業で質問があったら恥ずかしがらず手を挙げていいよ(ニッコリ)」
試験は持込み可です。
・Global M&A Practice(Kihara)
この授業は日本人の弁護士の先生が教える授業らしく、日本人の弁護士は取る人がいますね。この授業は9月の終わりあたりから1週間で集中して行われる授業です。はたして僕はこの授業に耐えられるのか?
・Contract for LLM Students(Taylor)
LLMと交換留学生だけが受けられる授業です。正直一番困っています。判例読んでもサッパリ意味わかんない。英語力が足りないのか、論理的思考ができないのか。
ホワイトヘッド先生曰く「君たちがこっちの判例を読んで意味不明なように、アメリカ人にとっては日本の判例が意味不明なんだよ。結局はアメリカ人の考え方を身に着けないと、対応できないよ。時間がかかるかもしれないけども、頑張りなさい。」
頑張ります。
・Principals of American Legal Writing(Goldbach)
これはNYの司法試験を受ける上で必修の授業です。もう一人先生がいるのですが、そっちが当たりかどうかについては、何とも言えないです(-_-;)
でも導入講義でやったことを深く掘り下げていく感じですから、気楽に受けましょう。
・Business and Finacial Concepts for Lawyers(Hockett, Stout)
これは会社法の会計、株式、社債、そこら辺の話です。
日本人的にはなじみやすい内容じゃないでしょうか?日本の会社法と変わらないですし、ロースクールレベルの知識でも結構ついていける感じだと思いました。
あ、でも会計は無理でした(笑)
弁護士の先生曰く、簿記をやればできるらしいです。
・Introduction to the American Legal System(Kong)
これは導入講義ですね。まさにこっちに来た留学生にアメリカ法って言うのがどういうものかを教えるわけです。
コング先生も喋るスピードが速いですね。でもこの先生の場合にはLLM生がこっちの授業についていけるようにするために、意図的に早くしてるらしいので、どこかの会社法の先生みたいに普通に早いとは違うかも…
合計13単位です。
それ以外の授業ですが、
・Civil Procedure
ニューヨーク試験科目ですが、難しいと聞いています。英語に自信があるならとってみてください。
・Constitutional Law
こいつも難しいらしいです。英語に自信があってガッツがあるならとってみてください。
・Torts
取っている人が何人かいますが、特に情報が無いですね…
・Arbitration law Practice
アメリカ法の仲裁についてらしいです。興味があったのですが、2時間の授業だったので面倒くさくて切りました。
・Contract Law in the Twenty-First Century for LLM students
この授業はContract for LLMの授業を取らない人だけが取れます。Hillmanという先生は、契約法では有名な先生らしく、特にインターネットの契約に関する研究ではすごい人らしいです。JDに人気の先生です。
・Deals
ホワイトヘッド先生の授業です。良い授業らしいです。中国人の人が取ってます。
・Evidence
僕は春に取ろうと思っていますが、現在情報がないですね…日本人が取ってますね。
・Federal White Collar Crime
日本人で一人取っている人がいますが、大変と言っていました。ガッツがあるならチャレンジしてみてください。
・International Commercial Arbitration
仲裁はアジアでも盛んですから、中国人が結構とってます。僕も取りたかったのですが、僕の現在の英語の能力では対応できる気がしなかったので、チキンになって取りませんでした。
中国人曰く面白いらしいです。
・Labor law
コーネルは労働法に強いらしいので、良い授業が受けられると思います。しかし、僕は一回目の授業で何が面白いか分からず、あきらめました。先生はいい先生でした。
レポート課題は交渉次第で、労働法の国際比較をテーマとすることができるっぽいですよ。
・Corporate Governance in Practice
これをとっている日本人が一人いますが、授業の前日はいつも死にそうな顔してます。100ページ程度の読み物が毎回課題として課されるらしいです。先生は有名な先生なので、能力が高ければ試す価値はあるでしょうけども…多分実務家向きの授業ですね。
・East Asian Law and Culture
これは日本人的には比較的楽な授業らしいです。
先生は日本語が話せるとか。人気授業なので、抽選がありますが、運が良ければ受けられます。
・Real estate transaction
日本人でとっている人が一人います。これも実務家向きな授業なのかもしれないです。
こんなもんですかね…他にも僕が知らない情報もあると思うので、また分かれば情報を加えたいと思います。
導入講義までのまとめ3
導入講義の話です。
導入講義で必要な本ですが、blackboard というところで、シラバスが見られまして、そこに本が書いてあった気がします。
というか、そういう情報ってメールで来てたんですかね?僕出国直前というか、7月の頭あたりからずっと住居、予防接種、ビザ申請、健康診断、期末試験の準備とかで、それどころじゃなかったですよ(予防接種は自業自得ですが、それ以外はコーネルがギリギリになってまとめてポンポン送ってくるから…)
常々思っているのですが、僕の通っている日本の法科大学院とコーネルロースクールは10年ぐらいはつながりがあるらしく、加えてアイビーリーグというのもあるためか、交換留学先として人気なので、ほぼ毎年交換留学生が送られてるはずなんです。
その人たちがこれまで特に困ることなくやってこれていたとするなら、色々と壁にぶつかっている僕はスペックというか、キャパで負けしてる気がします(もともと適当な性格ですし、他力本願なところもあるので、それが原因かもしれないですが)。
話が逸れました。
必要な本はBlack boardで確認してください。それで、コーネルストアか、KRAFTEESという店に早く行くことをオススメします。早く行けばセカンドハンドの本が安く手に入ります。
そこでセカンドハンドを手に入れられなかったら買い物で地獄を見ます。あ、でも新品の本の方が好きなら、買うかレンタルしかないですよ。
僕はセカンドハンドの本が良かったのですが、のんびりしてたせいで、全部新品を買うor借りる羽目になっています。
こっちの本は高い!!お金がどんどん飛んでいく!!
日本だとロースクール生が買う本で一番高くてメジャーな本って、ケースブック刑事訴訟法ですかね?あれって確か6000円ぐらいじゃなかったでしょうか?
こっちの本は同じ厚さで100ドル平気で超えてきます。
コーネルストアでレンタルもできるのですが、それでも高い。
本を買うのが嫌なら図書館でスキャンするのもアリですね。データ化してしまえばかさばらないですし。
でも、僕はそういうのと相性が悪いのか、読んでも頭に入ってこないんですよね。紙媒体じゃないとつらいです。
中国人は、前年度の生徒から受け継いだりしているらしく、そういう手もあったかと思うんですが、僕の情報収集不足ですね。
というか、仮に情報があったとして、日本人が少なかったら受け継ぐこともできませんよね…噂では一昨年は日本人は3人ぐらいしかいなかったらしいですし。
あと、忘れていたのですが、ISSOチェックイン。
これをしないと入国しても追い出されます。
期限が決まっているので、それまでに行いましょう。
場所は(どこだったっけ…)ロースクールから少し歩きます。15分ぐらいかかります。
4時半には閉まってしまうので気を付けてください。
I-20を持っていくことを忘れずに。
これぐらいですかね?
そういえば自転車を買おうと思った時期もあったのですが、イサカは雪が降り出すのが早いらしいし、バスが1年間無料で使えるので、別に金出してまで手に入れなくてもいいかなぁ…と思ってやめました。
たしか8月の22、23日に中古自転車の販売がされてました。欲しければそこで買うのも手ですね。でもメープルウッドからは遠くて、加えて24日に試験があったので、行きませんでした。
ターゲットだったら110ドルぐらいから売っていた気がします。
カレッジタウンにも自転車屋さんがあるので、そこで見てみるのもアリですね。