コーネルロースクール LL.M. のお話

コーネルロースクールに通うことになる人たちにとって参考になればいいなと思っています。

コーネルロースクール LL.M. のお話

導入講義

11日から本格的な導入講義が始まりました。

10日の授業の感じならどうにかなるだろっと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

どうも「私はKongです。これから2週間、君たちの導入講義を担当することになります」

Kong…コング先生だね。OK!!

 

そして授業が始まったわけなのですが…先生の喋るスピードがめちゃくちゃ速い!!!

追いつけない。何の話をしているか分からない。

そして手を挙げて発言している外人たちよ。なぜ君らは先生の講義についていけるの?

 

気付けば講義が終わっていました。

このままではまずいと思い、指定された教科書を夜1時まで読み、朝5時から起きて読みましたが、全く読めない!!! 文章が全く理解できない!!!

そして二日目の講義が始まり、気付けば終わっていました。

 

完璧に自信を無くしました。基本的にコーネルLLMに来る生徒はTOEFL100点以上を取っており、僕も100点を取ってこっちに来ました。

でもその点数を取ったところで何の保障にもならないということを理解しました。

 

これでも大学時代に海外の弁護士事務所でインターンしたり、発展途上国でボランティアしたりしいて、それなりに英語には慣れてましたので、日常生活をする上で困ることは殆どありませんでした。こっちで銀行口座開設する時にはかなり困りましたが…

 

でも、英語で授業を受けるのは、全く違うものなんですね。英語で論理的思考をくみ上げていかないといけないみたいで、単にコミュニケーションをとるのと訳が違う気がします。

多分法律英語に親しんでいなかったというのもあるのでしょうけども、そうはいってもここまで授業についていけないとは…

大学時代に「君は良く英語が喋れるね」とか言われて、一瞬いい気分になってたころも含めて、いかに自分が天狗になっていたかを思い知らされました。

 

って、そんな反省してても始まらない!!! 

この科目は、最後に試験があって、去年落ちた人が数名いたらしいから、このままでは間違いなくヤバい!!! 

何とかしないと!!!

 

そこで僕は何をしたか?

Amazonに行って、弘文堂から出版されているアメリカ法ベーシックスの、アメリカ契約法、憲法、民訴法の本とアメリカ法百選を買いました。

本が届いて読んでみると…すごい。こんなに分かりやすいとは…それも授業で扱ってる判例がたくさん載ってるじゃないか!!!

 

甘えかもしれません。本当はそんなことしないで授業についていければよいのかもしれませんが、英語の教科書だけでは僕には無理でした。

でも、日本語で読んだからといって、先生の言ってることが分かるわけではなかったんですよね(-_-;)

 

そして気付けば1週間が終わってました。

あと1週間で授業が終わって、その次の週の月曜日には試験。

やばい。